若者憲法集会
こんにちは
21日の日曜日は皆さんどう過ごされましたか
私は東京で行われた若者憲法集会に参加してきました。
今年で4回目になりますかね、私も今回で3回目の参加になります。
集会の流れは、午前中に分科会、午後全大会があって最後に
デモという感じです。
分科会は5つあって好きなものを選べます。
私は、「『個人の尊厳』から見る日本国憲法と改憲草案」という
分科会に参加しました。
最初に2枚目の写真の一番右端の野口景子弁護士
から、「憲」とは?というそもそもの成り立ちから
日本国憲法にはどんなことが書かれているか
いくつかの条文を見ながら具体例も出して説明
があり、「憲法」そのものは800年前からあること
ヨーロッパの宗教との関係や自分たちの信教の
教えが通用しない人たちが世界にはたくさんいること
が分かり、神の支配から人の支配へと変化、その支配
者が過ちを犯さないためのルールとしてつくられたのが
「憲法」のはじまりだという話などは新鮮でおもしろかったです。
また、この若者憲法集会のような行動は日本国憲法の19条の
思想良心の自由や21条1項の表現の自由に関わること
憲法によってこうした自由が権利として保障されていること
「憲法」とは何のためにあるのか、それはだれか一人の幸せではなく
一人ひとりの幸せのためにあるというのが13条の「個人の尊重」に書
かれていること。
しかも、その権利は「公共の福祉に反しない限り」となっているところが
大事、お互いの権利がぶつかり合ったときはお互いに譲り合うことも
必要だとなっていると改めて聞いて憲法は権利を主張しているだけ
ものではないということが分かりなるほどと思いました。
また自民党改憲草案が13条の「個人」の部分を「人」と変えている
ことについて、「個」がなくなるだけでその意味は大きく変わる。
「人」だと広く一般的な人になってしまい、例えば生活保護申請に関して
同じ一人暮らし、無職のひとがいて、約5万円のアパートに住んでいることが
条件だったとすると、片方は車いすだったらどうか、東京都内23区で
バリアフリーの5万円代のアパートが簡単に見つかるのか
となったとき、自民党の改憲案だと見つからなければ生活保護
を申請できないということになってしまう。そういう違いがあるという
ことなど書ききれませんが分かりやすく学ぶことができました。
本当に、「共謀罪」が強行採決されたり、安倍首相が2020年までに
憲法9条を変えると明言したり、そもそも憲法が実現されていない
ことがたくさんあるのだから、憲法を変えるのではなくまずは憲法を
生かす政治に転換してほしいと強く思います。